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自己満足系気まぐれ更新日記

2023/04/17   取り留めなく長いフィギュアの話・2023

フィギュアスケートが好き。
特に男子シングルが好き。
といっても、
見るのはほぼ国際大会のみで、
挙句、下手すりゃ世界選手権を見落としてる年もしばしばあるような、
そんなマイペースで体たらくなフィギュアファンです。
でも、選手の好みは結構ある方。
上位選手だからって好きとは限らないし、逆も然り。
何を生意気な、って話ではあるのだが、
でも、そこがフィギュアの面白さだとも思うのだ。
スコアや順位だけでは測れない、
でも、勝ち負けの無いショーとも違う、
そんな、エンタメ・芸術と、勝負の緊迫感とを兼ね備えた
競技フィギュアが好きなのです。

そんな私の今シーズンの最推し選手は
カナダのキーガン・メッシング。
昨シーズン、初めてまともに演技を見て、
ムム!!この選手好き!!
ってなったのだが、
その時点で既に 30歳。
こりゃーいつ引退してもおかしくないな・・・と思っていたら
案の定、今シーズンで引退を宣言。
ぬぁぁぁぁああーー!!
おろろーーーん!!
やはりかーーーー!!!
でもまぁむしろ、よくこの歳まで続けてくれたわ。
31歳て。
近年稀に見るベテランっぷり。
もはや選手でいてくれるだけで感謝感激。

いや奇跡。

そんなわけで今年の世界選手権は
ばっちりロックオン。
キーガン、キーガン、キーガンに次ぐキーガン、
って感じだった私。
・・・あと、ケビン・エイモズ(仏)。
・・・あと、長年推してる宇野昌磨、引き続き。
・・・ついでに、アダム・シャオ・イム・ファ(仏)。

うん。
何やかんや、結構いる。

しかし今年の私が例年と違うのが、
推し選手が必ず最終G滑走とは限らない選手ばかり。
宇野昌磨だけは最終Gは固いが、
他はみんな、
最終G に残ることもあればそうでないこともあり。
そうなると何が困るって、
TV で放映されるとは限らない。
これは私にとって
初めて直面する大問題であり死活問題。
応援以前に、演技見れないって。
シンプルに辛い。

世界選手権は何とか4選手とも全員、放映はされたのだけど、
でも、
ケビン・エイモズだけは SP 放映なしで FS のみ放映だった。
なぁぁぁぁああにーーーー!!
チキショーーー!!
何でじゃぁぁぁぁい!!
結果的に FS は最終G に残ったし、
SP だって、放映開始時点ではトップだったのにさ。
そこまでの戦績でも放映が約束されないなんて、
やはり圧倒的上位選手の待遇って凄いよね。
あと、自国選手ね。
ま、しゃーないわよね。

キーガン・メッシングも昨シーズンは似たような感じで、
SP だか EX だかは演技の一部しか放映されず
画面前でひとり地団駄踏んだものだったが、
今年は現役最後の年ってことで
逆に余さず放映してくれた。
というか、
なんならわりとフィーチャーされてた。

嬉しい。
めっちゃ嬉しい。

どうやらキーガン・メッシング、
高祖父が日本人というのもあってか
わりと日本でもファンが多い選手らしく、
放映の需要はそれなりにあった模様。

ほーら!!だろう!!そうだろう!!!
だから昨シーズンからキッチリ放映してくれれば良かったものを!!!
・・・ハイハイ!!そりゃーファンの我儘ですね!!
そうですね!!!
いいよいいよ!!今年はいっぱい見れたから!!!


そんな感じで3月世界選手権を見終えた後、
今度は4月に国別対抗戦があることを知る。

・・・カナダ!!
キーガン・メッシング、出てる!!
フランスも出てる!!
男子シングル代表2名が
ケビン・エイモズとアダム・シャオ・イム・ファ!!
よしきたコレキタやったぜベイベーー!!
宇野昌磨は出てないけど、他は推し選手全員出てる!!


なのに私、SP うっかり見逃した。
やっちまった。
まあいいさ、FS から見るよ。
・・・と思ったら、
今度はアダム・シャオ・イム・ファの演技の放映がない。
なぁああああああにぃぃぃぃぃ
くっそぉぉぉぉ
なかなか全員揃わないわぁああーー


とまぁ、観戦事情はそんな感じだったのだが、
肝心の演技の内容はどうだったかというと、
まず、私がうひょーーとなったのが
ケビン・エイモズの FS プログラム。
選曲がグラディエーター。
グラディエーターってアナタそれ、

私の殿堂入り激推し選手、
アレクセイ・ヤグティンが使ってた曲なのよ。
ちょっとこれは鼻息荒くならざるを得ない。
フガフガでウハウハ。
ケビン・エイモズの演技の好きなところは
その個性的な振り付けなのだけど、
それが奇を衒った感じではなくて
曲にバチッと合ってる、曲を引き立ててる、
そういう演技構成になってる所が好きでしてね。
グラディエーター、良かったね。
ドラマチックなこの曲がバシッとスケートにハマってて、
芸術的でよかったわー。
今まで見た彼のプログラムの中で一番好きかもしれない。

成績としても世界選手権4位は自己ベストっぽい。

うわーーーーめでたい。

個性的ってとこで言うと、
そのケビン・エイモズよりも更に個性的だったのが
アダム・シャオ・イムファ。
振り付けも独創的だし、
演技構成全体的にストーリー性とか舞台感があって、
昨シーズンにも増して見応えあった。
更に今季は、
SP と FS のプログラムに繋がりがあるという仕掛けまで。
衣装や振り付けに結構な共通点があって、
これは今までありそうでなかったパターン。
自分の世界を持ってる選手だなーって感じでとても良い。

そんな個性派選手2名は両方ともフランス勢。
フランスってそういう傾向強いのかねー。
うーん、いいね。好き。
こういうプログラムって、
競技をより気高いものに押し上げてる感じがして、
そこが堪らなく良いのよね。
選手のこだわりがバチバチ見えるような、
そういうプログラムに私は目がない。
うーーーん、良い。

そういう意味で言うと、
実は私、
宇野に関しては今シーズンより昨シーズンのプログラムのが好きだった。
いや、
昨シーズンのプログラムが好きすぎて
今シーズンのプログラムの印象が弱まってしまった、
が、正しいな。
あの、SP の「Great Sprit」(アーミン・ヴァン・ビューレン)。
超ーーーーーー好み。
好きすぎる。
グイグイと引き付けられるような曲調と演技構成で、
ワクワクが止まらないって感じ。
好きすぎる。(2回目)
これがあまりに好きすぎて、
今シーズン、
宇野2連覇おめでとうーー!!!ってなった後、
今シーズンのプログラム曲ではなく
「Great Spirit」をヘビロテで聴きまくったという、
そうじゃないだろう感たっぷりの行いかました私です。
何をやってんだか。
せっかく日本人初の世界選手権2連覇という

快挙達成だっていうのに。


でもあのプログラム、また見たいなーーー。
録画消さなきゃよかったなーーー。

何はともあれ2連覇めっちゃおめでとう。

(話の順序よ。)

ちなみに、宇野の FS で一番好きなプログラムは
更にその前のシーズンのトゥーランドットです。
宇野はこういう劇場的でドラマチックな曲が
激似合いだと思うんよ。
できるだけサウンドが派手なやつ。
ジャァァーーーン!!って感じのやつね。
トゥーランドットの翌シーズンのプログラムは
私の大好きなベートーヴェンの「月光」だったのだけど、
やったやった♪と喜んだのも束の間、
トゥーランドットの方が好きだった、
とか思ってしまったダメなファンです。
仕方ないじゃないか。
好きなものは好きなんだ。
声を大にして「似合ってる!!」って言いたくなるような、
そういうやつが大好きなのだよ。

で、
「似合ってる」と言えばお待ちかねのこの人。
キーガン・メッシング。
もうーーーー今季のプログラム、似合いすぎ。
似合いすぎなのよ。
見ててトキメキを覚えるくらい似合いすぎ。
彼の人柄をそのまま表してるんじゃないかって感じの曲調が、
映えに映えまくる Phillip Phillips の「Home」。
この曲、昨シーズンも使ってたやつ。

最高。

 

このプログラム見て好きになったからね。
超絶ハートフルでずーーっと見ていたくなる滑り。

私が男子フィギュアに求めるものは
とにかく力強さや、逞しさや、迫力で、
そこに色気や艶感がプラスされていると
ハイきたストライクど真ん中!!
って感じなのだが、
キーガン・メッシングは少しだけ違う。
力強くてとても男性的な滑りなのだけど柔らかい。
柔らかいのに逞しい。
その質感たるや、唯一無二。
あんなに筋肉質なスケートなのに
なぜこんなに心温まる演技なのか。
迫力満点の演技とはまた違う、
でもそれにも負けない吸引力に、
とにかく惚れ惚れしてしまうのがこの選手。
ゆったりとした滑りの中に
時折入ってくる締まりのある技とか、
確かなテクニックを感じる身のこなしとかが、

もうーーーー堪らないんですわ。
思わず溜息よ。

ジャンプやステップ以外にも見せ場があって、
見ていて飽きない。
飽きがこない。
ホント、
解説のアナウンサーが演技中に
ずっと見ていたくなるような演技だと言った時は、
ホントそれ。マジでそれ。
頷き足りないからあと30回ぐらい言ってくれ。
とか思ったね。
会場中を味方に付けるような、

愛されるスケーター。
そういう言葉がぴったり当てはまるようなキーガンの滑りが
もう競技では見られないなんて・・・!!!
でも、
これが最後の世界選手権、
これが現役最後のスケーティングだっていう、
その空気の中で演技をやり切った時の姿もまた感動的でね。
そういう場面があるからこそ、
競技スケートが好きなのもまた事実。
終わりがあるからこそ美しい。
本当に今季のキーガン・メッシングのスケートは、

どれを見てもいちいちウルウルものだった。
あぁ素敵。

あぁーーー素敵。

ちなみに、キーガン・メッシングの家は
お父さんもお祖父さんも消防士だそうで、
キーガン・メッシングも引退後は消防士になるんだって。
ふぉぇーーーー。
過酷かつ徳が高そうな人生だな。
2019年には表彰台にて、
その時優勝した羽生結弦の日の丸国旗を

広げて見せたことで
一躍その人柄が知れ渡ったエピソードもあるし、
どこまで出来た人なんだ。
すげー人がいたもんだわ。

比較的遅咲きで苦労もしたスケーターだったみたいだが、
最後に出会えて良かったよ。
その辺の経歴、軽く触れてる記事あったから
リンク貼っておく。

■静岡新聞
世界フィギュア・カナダ代表の先祖は日本からの移民第1号
https://www.at-s.com/news/article/national/1209063.html



というわけで、
せっかく見つけた超推し選手を
見送るシーズンとなった今季のフィギュア。
でもまだ私の推しは他にもいるから~
と言いつつ、
宇野昌磨もケビン・エイモズも、今年で 26歳。
そろそろ引退してもおかしくない年齢なので
うかうかしてはいられない。
できればもう一度、
宇野とネイサン・チェンのバトルを見たいんだけどなあぁ。
現在休養中のネイサン・チェンは
果たして今後、復帰するのか。
普通に選手としても好きなので、
あと一度でもいいから現役の演技を見たいところ。
でも彼も今年で 24歳かーーー。
うーーん、こちらも気が抜けない。
私の唯一の救いは
まだ 22歳になったばかりのアダム・シャオ・イム・ファぐらいだわ。
フィギュアスケーターの選手生命は短い。


そういえば、
アイスダンスで日本勢最高順位を達成した
「かなだい」ペアの高橋大輔は
今年でなんと 38歳。
ひょぇーーーー。
3季目に突入して
ますます演技に深みが増してきた感あるけど、
いよいよレジェンド感半端ない。

でも、
そんなところも含めて彼の人生はドラマに溢れてるよね。
幸せそうな競技人生を送っている高橋を見てると、
本当によかったなぁーと、つくづく思う。
見ているだけで、
選手としての今を知るだけで、
こちらまで幸福感を感じてしまうんだから
たまったもんじゃないわ。
今後の進退についてはまだ検討中みたいだけど、
納得のいく結論が出せるといいな。
現役を続けてほしい思いは強いけど、
でも、
それよりも本人の納得が一番よ。
自分だけの人生を生きて欲しい。
まぁ、高橋に限らずみんなそうなんだけどさ。


そんな中で、次世代選手という意味では1人、
ちょっと気になる選手を発見。
日本代表、佐藤駿。
今回、国別対抗戦で初めて見たのだが、
わりと好みのスケート。
身体能力高そうな、みっちりした滑り。
艶っぽさもある。
しかもまだ 19歳。
これは将来有望ですわ。期待。

ついでに、顔がちょっとキーガン・メッシングに似てる。笑
私、誰々が誰々に似てるって、
すぐ言うタイプなもんで、すいませんね。


ちなみに今季の選手で言うと、
友野一希はセカオワの Vo に見えるし、
韓国のチャ・ジュンファンは

池田エライザに見えて仕方ない。
あと、ネイサン・チェンはジャンポケ太田。

 


最後にどうでもいい話でスンマヘン。

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