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自己満足系気まぐれ更新日記

2020/06/11   「ウン年前にこれをやってて凄い!」の話。

こんなご時世なので

配信ライブが増えてる昨今ですが、

その手の話から

だいぶ昔に THE GENOME CONTROL で配信ライブやった

PIERROT の話が出ることあるけど、

アレはアレでまたちょっと違う感覚だったなぁー、

という振り返り。

 

あのライブは「配信」ってのが

確かに画期的だったとは思うけど、

でも、
一部バーチャル、一部リアル。

配信を通してバーチャルなライブを体験してたら

いきなりゲリラライブが告知されて、

最後はリアルが介入してきて・・・っていう

そのまぜこぜ感こそが肝だったし、

そこが独特だったってことだと

私は思っておりますの。

 

で、そのグチャァ~とした感じこそが、

ワクワクだったなぁーって。

 

 

「だったなぁーって」って私、

ゲノコンの時まだピエラーじゃなかったけどね。

でも何故かラー友に混ざって WOWOW 中継の録画見た。

よく考えたら初めて見た PIERROT のライブ映像、

これかもしれない。

無人の会場でキリトが「ピエラーちゃん…」ってやつが初めてって、

シュールだなー、私のラー人生。

 

 

何はともあれ PIERROT の場合、

「配信」ってのは目的じゃなくて

あくまで手段だったなーと、思うのですよ。

 

 

あのライブのテーマは

「不可能が可能になり、可能が不可能になる」

であって、

・・・あれ、不可能と可能は逆だったか?

とにかく、

あくまでそれを見せつける手段として

配信ライブと生ライブが選ばれた、って具合よね、

っていう。

 

 

なんかさ、

最近思うのだけど…

 

配信ライブとか、無観客ライブとか、

世の中的に "新しい" 感じのことが始まると、

「●●はこれをウン年前にやってた」

みたいな話が、よく浮上するじゃない?

 

最初は私も、

そうだねー!

すげーっていうか、感慨深いもんあるー!

とか率直に思うだけだったんだけど、

最近、違う感情もあったりして。

なんか、

今より前にやってればやってるほど

偉い、凄い、みたいな、

そういう思想を感じてしまうことが多々あり。

 

だいぶ時代をさかのぼってそういうことやってたら

「先見の明があった」ってことでしょ!!

凄いぜヤッホー!!

って言いたくなる気持ちも分かる。

実際、そうなんだろうなってケースもそりゃ多い。

けど、

時代が変わったら

同じことでもとらえ方が変わったりするもので、

昔それをやった人が、

今と同じ価値感でやったかというと、

必ずしもそうじゃなかったり。

それを考えると、

一概に「先見の明があった」と言えるかは

意外と疑問だな、なんてケースもあったりする。

PIERROT のゲノコンみたいに、

たまたま「配信」ってところが一致してたけどさ?

みたいなケースもあるし。

 

 

少なくとも、そういうのを都合よく切り取って、

「ホラ!この人はすげーんだ!どうだ参ったか!!」

みたいに言うような話じゃぁ、

ないと思うのよね。

 

 

もちろん、そういう人ばっかじゃないよ。

単純で他意もない感情で

「こういうこと昔にやってたの、すごいねーー」

みたいな話に過ぎないことも、

それはそれは多いわけでさ。

 

だから多分、

考えすぎなんですわ、私の。うん。

 

 

でも、少なくともそういう話題で

「この人たちは凄い」

とか言ってもいいとは思うけど、

「いや、こっちの人の方が凄い」

みたいなバトルには、

発展して欲しくないものですね。

 

してないか。

してないならいいわ。

はは。

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