Home > 自己満足系気まぐれ更新日記 > PIERROT > Angelo > Angelo - 11th album「FAUST」

自己満足系気まぐれ更新日記

2019/12/29   Angelo - 11th album「FAUST」

アップテンポ多めでガンガン突き進む色が

濃い目に出た 1枚。

ハードロック路線爆走系のガシガシ系で、

1枚を一気に聴けるような勢いと流れの良さはあり。

 

(2019/11/6 Release)

 

 

[凡例]

△・・・普通

○・・・良い。好き。

◎・・・素晴らしい。めっちゃ好き。

 

 

1. A MONOLOGUE BY MEPHISTO

1曲目らしいガシガシとアグレッシブな疾走感。

全体的にサウンドがデジタルな感じ。

ドラムがひときわエレキっぽい。

なんとなく近未来的でクリアな雰囲気。

 

2. ファウスト

前曲よりも圧を上げた攻めの色、

気分よく重低音お見舞い系で、ドスの効いたパンチ力で、

とにかく気合を感じるタイトルトラック。

エモさとか歌心をそぎ落とした

衝動に忠実な仕上がりって感じで、

ストレス発散させてくれる感じは気分良い。


3. HYBRID CENTURY

1曲目、2曲目からの雰囲気をパンッと変える、

メロディックかつアップテンポなナンバー。

冷たい霧の中を駆け抜けるみたいな、

メジャー調で凛とした空気。

シャープで澄んだキリトの声が似合う爽やかさあるんだけど、

わりとボーカルはガナリ気味。

うぅん・・・!


4. THE SELECTED NEW AGE

巨大ロボットの群れが迫りくる未来戦争みたいな、

ソリッドで無機質で容赦ない感じの

どマイナー調ミドルチューン。

1~3曲目のテンションを落ち着ける流れで良い。


5. JIHAD

優しさと柔らかみがあるメジャー調、

このアルバムで一番ぐらいにメロディアスなミドルチューン。

ちょっと幻想的な雰囲気が PIERROT っぽくて、

これ絶対キリト作曲だろ!!と思ったらギルの曲だった。

・・・ほう!

ギタメロの歌うような感じとか

ツインギターのサウンド構成が、

聴けば聴くほどめちゃくちゃ PIERROT っぽい。

アウトロのアルペジオとかモロじゃない!?


6. RITUAL

重量感と壮大さ、何かをブチ壊すみたいな破壊衝動が

バーンと響きわたるミドルナンバー。

歌詞全体に IT感があって、

「バージョンアップ」「フォーマット」「オープンソース」など、

用語が多いのも特徴的なんだけど、

なぜかそこを狙ったようにリズムがハマってなくて

歌詞が浮いてる感じ、めっちゃ気になる。

でも、Bメロのオリエンタルなメロディーはらしくて好き。

ちょっと○と迷った。


7. 止まない雪

切なげなマイナー調スローバラード。

タイトルのイメージがよくハマった

しっかりした歌メロに支えられた聴かせる系。

Angelo っぽさある。


8. BUTTERFLY EFFECT

サラリと切なげなマイナー調で始まって、

躍動感あるリズムが高揚感を煽ってくれる

メジャー調のサビ。

爆発しそうでしないみたいな、

良い意味でのもどかしさがニクい感じのミドルチューン。

そのヒネた感じがいいんだけど、

サビ後の Dメロで一気にドカンとやってくれる気持ち良さもまた良い。

このアルバムの中で一番オリジナリティを感じる曲。


9. SCENE

王道路線をすべらかに滑走するような、

爽やかで希望的なメジャー調のアップテンポロック。

タイアップにも向きそうなキャッチーさ。

16ビートの Aメロ・Bメロから

サビで 8ビートに転じるところに十八番感。


10. STOP THE TIME, YOU ARE BEAUTIFUL

畳みかけるような迫力と切なさが炸裂するような、

終始全力疾走な感じのマイナー調。

曲の雰囲気的にも、アルバム内の位置づけ的にも、

アルバム「HETERODOX」の「際限ない渇き」によく似てる。

でも、これが締めの 1曲ってのは嫌いじゃない。

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
またご好意で頂いちゃいました、最新作。

とにかく攻撃的に突き進む感じなんだけど、

適度に抑揚きいてるので

このままライブのセトリとしてどうぞ!

って感じの勢いの良さはいい感じ。

その代わり、

いかにも主役曲って感じの曲とか

メロディを覚えやすい曲はあまりないので、

そこは前作「RESONANCE」とちょっと似てるなと個人的に。

でも、私は今作のが好きかなー。

 

多分だけど、

このアルバムに限らず Angelo というバンドのスタイルが、

曲ごとに個性を出すより各曲が連なった時の流れを重視、
意外性よりもブレない軸が美徳、

という志向にあるんだろうなと思ったし、

そこがコアなファンを確実に満足させる彼らの強さなんだろうなー。

そこに彼らなりのライブバンドっぽさがあるのかな

って気もするし。

前作、今作を通じて、

そんな感想抱く作品だった。


好きな曲は「BUTTERFLY EFFECT」。

タイトルトラックの「ファウスト」も結構好き。

 

特典でついてた DVD には

1曲目「A MONOLOGUE ~」の PV 撮影風景が収められてるんだけど、

タケオさんの衣装の袖回りと黒グローブがモモンガみたいで、

カッコいいのにとても可愛い。

もう、胸キュン可愛い。

そしてこういう曲のこういう PV 見ると、

なんでキリトはもっと雄々しいメイクにしないんじゃぁ!!

って思ってしまう私。

もっとキリリとしたルックスだったら

更にハマってたんじゃないかと思うんだけどー!!

違うのかなー。

まあ、好みと言われりゃそれまでよ。

 

 

FAUST (通常盤)

 

 

<< 前作 10th album「RESONANCE」

http://www.mimuroid.com/blog/posts/archives/345

 

Angelo 
 |  Blog Top ≫