世界体操、録画しておいた団体総合の後半戦と、
種目別1日目を見て、
やっとリアルタイムに追いついた最終日の今日。
団体は、あの平行棒を見た後で田中の鉄棒を見たら、
なんだかもう、拳握りしめちゃった。
田中の出場は平行棒と鉄棒、
この2種目だけだったんだよね。
その鉄棒が決まって、
うううん！よかったよ田中ァ！
いつのまにかもう、ベテランと呼ばれるように･･･って、
もう28歳か。そんなになるのね。
未だに私はこの人を「田中弟」って言っちゃうんだけど、
もう全然弟キャラじゃないよね。
むしろ貫禄でてきてるー。感慨深い。
種目別を見る前に、個人総合も少しだけ見直し。
白井のつり輪の「おっとっとっと！」って感じの着地、
かわいすぎて2回見た。
笑顔でおっとっとっとっと！って。
かっわいい。
決勝の舞台なのに。笑
でも団体で出番を待つ間に
萌え袖だった内村のが可愛かったわ。
体がね。冷えるといけないもんね。笑
種目別は、白井がゆかで銀、跳馬で銅。
特にゆかは、優勝したダラロヤンに
難度点・Dスコアで0.6も差をつけながら、
その差を詰められてしまう実施点・ Eスコア。
これが世界レベルか。
昔は種目別って
Eスコアより Dスコアって印象の選手も多かった気がするけど、
今見てるとむしろ、
勝負は Eスコアなんじゃないかってくらいに見える。
私は個人的に Eスコアが高い体操が好きだから
こういう傾向は嬉しいけど、
世界で頂点に立つことの難しさが
エグいことになってきてるなー
とは思うよね。
連覇ってつくづく、並大抵なことじゃないんだわ。
平行棒はベルニャエフの銀が嬉しい。
腰、膝、足首からつま先までがピーン！で
素晴らしく綺麗だった。
大技かましてるのに、
音がしそうなくらいピーン！よ。
もう体が板みたい。
1位の鄒と、2位のベルニャエフはホントそう。
っていうか、優勝した中国の鄒が凄すぎる。
超高難度な構成なのに機械みたいに正確な実施で
スコア 16点越えっておっそろしー！
こんな人がいるなんて！
内村の鉄棒は、微動だにせず止めてきた
文句なしの着地に興奮で「フォー！」
内村らしい安定感で、
強さ、しなやかさ、美しさの三拍子が揃った演技は
やっぱり良いわ。実に良いわ。
なんといってもあの、高く舞うような離れ技。
位置が高い！
空中姿勢キレイ！
惚れ惚れするほど美しいわー！
演技後のパッと輝いた笑顔がまた良い。
やっぱりこの笑顔までをセットで見たいよ！
大技、ブレッドシュナイダーはやらなかったけどね。
次へおあずけか。
でもその内村を抑えて優勝した
「フライング・ダッチマン」の異名を持つ
オランダのゾンダーランド、
この演技、見まして？
すーーーごいよ。ビビったよ。
離れ業を連続させる大技を2回も完璧に決めてきて
着地もピタリ。
圧巻だったわー。
やっぱりスペシャリストって凄い。
終わってみれば今回の日本は
全種目通じて金メダルがひとつもなかったのね。
何だか久しぶりじゃないか。
体操、新体操、フィギュアにシンクロと
演技系のスポーツが好きな私、
スコアや順位より好みを重視って感じで
それらのスポーツを見ること多いけど、
体操だけはちょっと別。
芸術性や独創性ではなく
何よりも技の完成度が見どころだと思ってるので、
スコアの信頼性と存在感、
他の競技に比べてすごくデカい。
そして、
元々体操は日本のお家芸、ってとこもあるのかもしれないけど、
やっぱり金メダルを取ってほしいなと思っちゃう。
世界が Eスコアをどんどん伸ばしてるなか、
日本はその取り組みがちょっと遅れているんだって。
世界最高クラスの難易度、Dスコアを持っていても、
実施の Eスコアも高くて当たり前ってか。
今までの大会で、
金メダルを手にしても演技に対して
「納得はいってない」とか「課題が残った」とか言ってた内村の、
ああいう意識が当たり前じゃなきゃ金メダルは取れないのね。
世界の頂点恐るべし。
早く完全復活の内村が見たいよ。
来年は30歳かー。
伝説をどこまで伸ばせるかといったところね。
白井は今回、
難度を抑えて確実な実施を狙う、我慢の体操だったそうな。
彼にとって今大会は、
鋭く頂点を狙う大会ではなく
超えるべき試練の大会だったということね。
床の器具が相性悪すぎてリアルに涙したらしいし。
こういう苦しい経験も必要なのかー。
頑張れ次世代エース。
ところで加藤はどうしちゃったの。
最近見ないけど。
ミスターパーフェクト、
彼の演技ももはや懐かしいのだけど、
帰ってきてくれないかな。