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PIERROT 全曲紹介 - Single

管理人の個人的見解によるPIERROTの作品解説、Single 編。

1st Singleクリア・スカイ

どーんと勢いよく世に出たメジャーデビューシングル。
インディーズの頃のアングラな雰囲気から一転、急にキャッチーになった曲調に戸惑うピエラーが多かったとか。
リリース当時ピエラーではなかった私、普通に気にいって聴いていたが、
確かに、見た目より聴きやすい曲やる人たちなんだなーと思った記憶はある。

この唐突な音楽性の変化は、PIERROT的にはいい意味でのファンへの裏切りらしいのだが、
c/wには昔からのライブ定番曲(蜘蛛の意図)を入れてくるあたり、やっぱりPIERROTだ万々歳!!な感じ。
01.クリア・スカイword:キリト/music:PIERROT
爽やかでノリのよいキャッチーな曲。
メロディーのポップ感に反して歌詞の内容には終末観が漂っているというギャップが「らしい」感じ。
ついでにPVも凝ってて楽しい。
02.蜘蛛の意図word:キリト/music:アイジ
インディーズ時代からのライブの大トリの超定番曲。
ずっと音源がなかったが、このたび初めて音源化。
この曲なくしてPIERROTのライブは語れない。むしろPIERROTは語れない。
CDで聴くと特段煽り色もない普通のロック曲だが、
この曲で煽られてテンション上がって暴れてフィニッシュというのがPIERROTのライブの定石パターン。
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2nd SingleMAD SKY-鋼鉄の救世主-

前作の「クリア・スカイ」からまた一転、昔からのお得意なテイストにぐっと近づいた2ndシングル。
今度は、「クリア・スカイ」のキャッチーさで新たにPIERROTに興味を持った人達への、”いい意味での裏切り”らしい。
この、”いい意味の裏切り”ってフレーズ、そういえばよく使ってたな。

デビュー直後、タイトルに「MAD SKY」を冠したツアーを2本立て続けに敢行、ファイナルは初の日本武道館ワンマン。
デビューからの日数当時最短というオマケもつき、PIERROT快進撃を彩った一曲。
01.MAD SKY -鋼鉄の救世主-word:キリト/music:PIERROT
ハードロックテイストなV系らしいロック曲。
オリジナリティあるギタメロが良い。
タイトルがいかにもV系チックだが、曲のV系度合は程よい感じ。
ライブの時のサビの振りがアンパンマン。
02.MOTHER scene Uword:キリト/music:キリト
インディーズ時代の長編バラード。
生まれる前に死んでしまった子供から母へ向けたメッセージが歌詞になっているが、
実際、キリトの兄がそうだったらしい。
とにかく長いし暗いし重いんだけど、曲も歌詞もすごく綺麗な名曲だと思う。
今では入手困難な無料配布CD「HAKEN KREUZ」に収録されていたものの再録。
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3rd Singleハルカ・・・/カナタへ・・・

「クリア・スカイ」での”いい意味の裏切り”以上に意表をつくキャッチーさが特徴の3rdシングル。
一応両A面だが、アニメのタイアップもついた「ハルカ・・・」がA面な認識。
「ハルカ・・・」と「カナタ・・・」で関連性を持たせているあたり、いかにもPIERROTお得意って感じ。

初の日本武道館ワンマンライブの1曲目に演奏されたのがこの曲。(ハルカ・・・)
当時のレギュラーラジオ番組の企画で某DJがこのライブを音声でレポり、
キリトの歌い出しにかぶって「ハルカだーーーー!!!!!」と絶叫してリスナーを爆笑させたエピソードでも有名。
01.ハルカ・・・word:キリト/music:PIERROT
スケールでかく放感あふれる曲。
冒頭の歌い出し、「いっくおーくのー(幾億のー)」が、なんか真似したくなる。
ちなみにこの曲が初めて世に出た潤の曲。
本作のクレジットでは作曲者は「PIERROT」だが、アルバム「FINALE」収録時は作曲者が「潤」になっている。
02.カナタヘ・・・word:キリト/music:PIERROT
可もなく不可もなくなロック曲。
ハルカ・・・よりはハードなテイストだけど、まずまず聴きやすい系。
ハルカ・・・のスケール感に比べると少々無個性な感じもあってか、なんとなくこっちが c/w な扱い。
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4th Singleラストレター

雰囲気たっぷりな4thシングル。
死を覚悟して戦地に赴く若者の心境を歌ったバラード曲。
初回盤にはそのストーリーの背景を綴った、キリト自作の短編小説がついているというこだわりよう。
私も読んだがなかなかの内容。キリトの文才に衝撃走る。

PV衣装がメンバー全員スーツなんだけど、当時デブだった潤のぶりっ子スーツにはずいぶんと萌えたものです。
あのころ私は若かった。
01.ラストレターword:キリト/music:PIERROT
王道でキレイなバラード曲。
戦地に赴く若者というテーマに、いかにもな感じだなと思いつつもグッと来てしまう。
PVでふんだんに使われている「桜」のイメージが濃厚。
ストリングスが入った高貴なアレンジで、メロディも洗練されてて完成度高い感じなんだけど、
そのぶんPIERROTらしさはちょっと薄まってて物足りない感もある。

何故か本作のリリースから何年も経ってから、この曲に対して靖国神社から感謝状が贈られたというエビソードがある。
「立派に死んで帰ってくるので、靖国神社で会いましょう」と言って戦地に旅立った若い兵士たちの心境が、
この作品の「きっとまた会えるから」というフレーズにぴったりハマっているのが理由だと思われます。
02.Labyrinth〜鏡には映らない君が〜word:キリト/music:アイジ・潤
インディーズ時代から演奏されてきた曲。
曲調的にも詞的にもV系らしい曲。
歌詞に出てくるってこともあるけど、なんか紫色なイメージ。
メロディもアレンジもキレイで結構好き。なにげに名曲。
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5th Single-CREATURES-

キリトのCREATURE(=怪物)大変身なジャケットとPVで有名な5thシングル。
直前にリリースされたアルバム「FINALE」のラスト曲「Newborn Baby」からのつながりが深い。
「Newborn Baby」の歌詞に登場するキーワード「突然変異」にて生まれたのが「CREATURE(=怪物)」、
さらに本作2曲目の「GENOME CONTROL(=遺伝子操作)」にもその関連性が・・・!
という、コッテコテな演出っぷりが特徴的な作品。

2曲目の「GENOME CONTROL」をタイトルに冠したライブは、中継のみで観客ナシという、とんでもライブ。
さらにその後ゲリラライブで「CREATURE」を含む数曲を演奏、新宿アルタ前をピエラーまみれにするという大変お騒がせなエビソードあり。
「可能が不可能になり、不可能が可能になる」という意味深なキャッチコピーもハマって、
とにかくこの時期のPIERROTは色々と巷を驚かせていたし、その勢いは凄かった。

初回特典用にノベルティとしてはやたら高価な怪物フィギュア(通称、クリ君)が用意されるなど気合の入るプロモーションの一方で
Mステではキリトがスタンドマイクをぶっ壊して番組出禁になる(笑)など、なんだかいろいろあった作品。
01.CREATUREword:キリト/music:キリト
ヘドバンの似合う、ダークでハードな曲。
とにかく印象的な怪物キリトのPVが、曲調的にもストーリー的にもドハマりしていて、
PIERROTの楽曲の中でも一番と言っていいくらいコンセプチュアルでストーリー性が強い。
イントロからパンチもドスも効いてて、「きたー!」感がある。
特にライブでは直球勝負な破壊力、攻撃力の高さが気持ち良い。盛り上がる。

イントロやサビ後に入っているキリトのセリフは「Upset... Upset... Upset... Upset... Now!!!」。
この「Now!!」が何回聴いても「ガゥ!!」に聞こえるが、
これが暴れスイッチだから、滑らかに「Now!!」より「ガゥ!!」でよし。
02.GENOME CONTROLword:キリト/music:キリト
曲の存在意義そのものが、このマキシシングルの世界観演出のためにあるっていう感じの曲。
マイナー調なんだけどサビだけちょっとメジャー調で、
淡々と展開していく感じがちょっと不気味な雰囲気。
曲調的にも歌詞的にもタイトルの「遺伝子操作」がよくハマってる感じ。
03.パウダースノウword:キリト/music:キリト
「CREATURE」「GENOME CONTROL」と違い、コンセプトからは少し離れたメロディックなバラード曲。
音もずっしりしていて聴きごたえがあり、個人的にも好きな曲。
詞の物悲しい感じっつーか、虚しい感じっつーか、それと音の豪勢さとにギャップがあっていいのよね。

ちなみに、このマキシシングルの初回盤はジャケットが布っぽい素材でできていて、
そのつくりに「スノウメッシュ仕様」という名前がついている。
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6th SingleAGITATOR

AGITATOR=「扇動者」、FOLLOWER=「追従者」という、対になる2曲を主軸に据えた6thシングル。
これをひっさげ、当時最短記録でドームライブ(西武ドーム)を敢行。
ライブの座席が赤色のAGITATORシートと青色のFOLLOWERシートに分かれていたり、キリトが演説台から現れたりと、
とにかくこの作品の色が濃いライブだった。
AGITATOR=PIERROT、FOLLOWER=ピエラーやんけ!!というハマりっぷりと、
そのイメージに違わぬ西武ドームライブの演出とお祭り騒ぎっぷりとで、この頃のPIERROT界隈は盛り上がりまくり。
デビュー後一気に上り詰めた山の頂点で、「獲ったどー!!」と叫んだPIERROTが見えた気がした。
ちなみに、この PV はロンドンで撮影された。バブリー。
01.AGITATORword:キリト/music:キリト
大衆を煽るって点で、PIERROT自身を象徴しているかのような曲。
ド派手に行われた西武ドームライブにて、教祖キリト(笑)をこれでもかというほどくっきり演出。
非常にコンセプチュアルで恣意的な曲。
ドカーンと盛り上がる、っていうのではないが、内に秘めたエネルギーみたいなものが感じられて良い。
CD聴いてるだけだとそうでもないのだが、ライブでは何気に盛り上がる。
02.FOLLOWERword:キリト/music:アイジ
AGITATORと対をなす曲。
AGITATORをPIERROTになぞらえるならば、ピエラーはFOLLLOWERなのでピエラーのテーマ曲。笑
ライブでも盛り上がる。
廃材で組んだというドラムセットの音がなかなか良い。
メロからサビまで勢いよく聴けるメロディーラインが、なにげに秀逸かと。
03.PURPLE SKYword:キリト/music:アイジ
アップテンポなロック曲。
AGITATORの「赤」、FOLLOWERの「青」を受けてか、この曲には、その2色を混ぜた「紫」がモチーフ。
序盤はマイナー調でカッコいい感じなのに、サビ付近でいきなり爽やかロック調なメロディが展開されて
個人的には「えぇっ!?(笑)」ってなるんだけど、
ピエラーの間では人気がある曲。
「クリア・スカイ」「MAD SKY」に次ぐ、スカイ3部作の完結編、
ってことに一応なってるんだけど、それは後付けらしい。
04.AGITATOR (RADIO EDIT)word:キリト/music:キリト
長めの間奏とアウトロ、イントロの効果音が端折られたバージョン。
オリジナルは6分半もある大作なので、ラジオ等で流すとき用にこのバージョンを作ったと思われる。
しかし、それだけで2分も短くなるとは驚きだわ。
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7th Single神経がワレル暑い夜

わりと珍しめなアレンジの7thシングル。
c/wの2曲目に、歌詞とアレンジを変えた「神経がワレタ寒い夜」という曲が収録されているという、
かなりの変化球を効かせた作品。
今までの作品はコンセプトの強さや前後の作品とのストーリー的繋がりが目立っていたが、
この作品以降はその傾向が比較的穏やかに。
01.神経がワレル暑い夜word:キリト/music:キリト
無難なようでちょっと珍しめな曲。
アップテンポとミドルテンポの間ぐらいの曲調なんだけど、何となくメロディが色っぽい印象。
色んな方向から色んな音やリズムを重ねている感じで、それが危ういバランスで組み立たっているような、凝ったアレンジ。
うまくキマればカッコイイが、演奏するのは難しそう。
02.神経がワレタ寒い夜word:キリト/music:キリト
A面曲の歌詞とアレンジを変えた、双子の弟みたいな曲。
複雑だったリズムパターンはシンプルに、キレイめにまとまったギターアレンジは逆に変態チックに、
叙情的だった歌詞は淡々とした語り口調に、って感じ。
A面曲の方が人気だが、メンバーいわく、こっちの方が演奏は難しいらしい。
03.*自主規制 word:キリト/music:キリト
ライブ定番インディーズ曲。
正式なタイトルは「Haken Kreuz」。タイトルそのまま、ナチスをテーマにした、ちょっと危なめの曲。
重めでダークな迫力はあるものの、CDで聴くとあまりライブ向きな感じは受けないのだが
これがどっこい、かなり盛り上がる。
挑発的でカッチョいいイントロのギターソロで、挑発的な潤様が仁王立ちで会場を煽るライブパフォーマンスが名物。
逆卍を切る(というよりは十字を切る)振りも結構有名。

「Haken Kreuz」は放送禁止用語的な扱いになっているらしく、
TV放映時は「ピーケンクロイツ」だの「ピーーー」だの無音だのになるので、こんな感じのタイトルで世に出した模様。
もともとインディーズ時代の無料配布CD「HAKEN KREUZ」に収録されていた。
もう手に入らないので、ネットオークションでは超高値。
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Diverging Point SinglePARADOX

前作のシングルを最後にかつての所属レコード会社、東芝EMIを離れ、一時的に無所属状態になったときに、
渋谷タワレコ限定1万枚という特異な形で発売された作品。
扱いとしては「インディーズシングル」。
発売日にファンクラブ限定の上映会なんていう関連イベントもあり、その日の渋谷はピエラーがうじゃうじゃ。
当時買えなかった私は、次のアルバムに収録されるまでの間、ラジオで流れてたのを大事に録って聞いてたっけなぁ。
PARADOX
01.PARADOXword:キリト/music:潤
アップテンポで勢い申し分ない曲。
ノリノリになれるので好きです。
アレンジやメロディもカッコ良いし、それによくハマってる歌詞も良い。
これの作曲者が潤っていう意外性が、ジャー的には萌えたポイント。
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8th SingleDRAMATIC NEO ANNIVERSARY

UNIVERSAL MUSIC 移籍後第一弾となる、PIERROTの8thシングル。
歌詞カードに各メンバーの写真が印刷された全5種類を発売するという、
今じゃあまり珍しくなくなった複数売り商法が取られた作品。
1枚目を買った後で、隙間から覗くとどのメンバーのかが分かることに気づいて2枚目を買ったっけな・・・。
01.DRAMATIC NEO ANNIVERSARYword:キリト/music:キリト
電子音的なギターシンセを効かせた、今までとちょっと変わった感じの曲。
単語の頭文字を取って「DNA」と呼ばれることがほとんど。
ライブの振りがなんか難しい。
ミドルテンポながら、エネルギッシュで爆発力のようなものがある感じが良い。
個人的に、最初は「またなんか変な曲はじめたわー」ぐらいの感想しかなかったのに、だんだん好きになった曲。
これがまたライブで聴くと楽しいんだな。
02.DOMESTIC VIOLENCEword:キリト/music:アイジ
テンポ速めでややハードめな、切なげな雰囲気のあるロック曲。
わりと人気がある模様。
王道アイジ曲って感じだけど、アレンジはDNAに似た電子音っぽい音がところどころに使われていて、ちょっと珍しい感あり。
03.有害の天使word:キリト/music:潤
ヘビーでハードでとにかくカッコイイ曲。
しかも、当時この曲の作曲者として一番イメージが遠かった潤が書いた曲っていうので
ジャー的には鼻息荒く興奮、いや、フンコーのマリアーな心境だった。
V系に縁のない普通のロック好きにもオススメしたい曲。
c/w 曲だがPVが存在する。
ライブ映像をダイジェストにしたもので、PV集「PrototypeV」に収録。
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9th SingleCOCOON

メンバー別CD商法第2弾な9thシングル。
なんじゃこのとてつもなく可愛らしいポップな感じはぁぁ!!という全力でのツッコミが不可避な作品。
しかもA面曲、c/w、すべての曲がメジャー調という、PIERROTの作品の中では大変珍しい構成で、
「どーしたんだPIERROT!?」感がかなりのものだが、
c/w の2曲がわりといい曲で救われる。
むしろ、A面曲より c/w の2曲の方が人気があると思う。
01.COCOONword:キリト/music:アイジ
X'mas感あふれるキラキラした曲。
その似合わなさが今でも慣れない。
悪くはないんだけど、これをシングルに持ってきたってのがまた謎。
それでいいのか?って感じ。
02.真っ赤な花word:キリト/music:潤
A面曲の「COCOON」に近い雰囲気があるが、こちらは「オイオイ!」とならないちょうど良さ。
曲調、アレンジ共に今までのPIERROTになかった感じだが、
これがなかなか、こんなのもイケるのかぁと思わせる良さあり。
潤の作曲センスにほほーとなった1曲。
03.サルビアword:キリト/music:潤
軽快なアップテンポ曲。
センスのよいメロディーで、好き。
爽やかでノリも良いのでライブで聴きたい感じだけど、あまりやらない。
「真っ赤な花」に続き、作曲者潤の意外な守備範囲の広さにジャー愛が深まったナイスな曲。
「COCOON」のPV撮影風景とスタジオ演奏映像を織り交ぜたPVが存在し、PV集「PrototypeV」に収録されている。
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10th Single壊れていくこの世界で

前作「COCOON」とはまた違った、「何じゃこりゃあぁぁ」感を見舞われた10thシングル。
「COCOON」と比較すると、こちらはバラードなので曲調は違うが、
大衆受けミュージックど真ん中に切り込んでいってるあたりは、どちらもそう変わらない。
デビューシングル「クリア・スカイ」で象徴的に使われていたフレーズをタイトルに使っているわりには
そこに特に何の仕掛けもないという肩すかし。
「COCOON」からこの作品にかけては、とうとう迷走が始まったかと軽く意識が遠のいた記憶がある。
01.壊れていくこの世界でword:キリト/music:キリト
非常にベタな感じのバラード曲。
とにかくベタでありがちという以外に言うことがない。
これがシングル曲ではなくアルバム曲だったらまた評価も違ったかもしれないけど、どうなのかなー。
02.REBIRTH DAYword:キリト/music:アイジ
爽やかで軽快な曲。
海辺のリゾート地をオープンカーでドライブしちゃう的な。
なんか、キリトの歌い方がかわいい。
単品で聴くとまずまずの曲なんだけど、
「COCOON」「壊れていくこの世界で」の聴きやすすぎるJ-POP路線2連発のボディーブローが効いた身には
なんかスッと曲が入ってこなかった覚えあり。
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11th SinglePSYCHEDELIC LOVER

爽やかPOP路線が止まらないPIERROTの12thシングル。
TV番組のタイアップもついてますますポピュラー感が増していく様子に、
PIERROTは一体どこへ行きたいんだ・・・となったリリース当時。
でもこれはライブで聴くたび好きになったのと、c/w が久しぶりにPIERROTっぽかったのとで
後々なんだかホッとした。
これの初回特典と大阪のラジオ番組との共同企画で、抽選に当たるとライブに招待、なんてイベントもあった。
01.PSYCHEDELIC LOVERword:キリト/music:アイジ
ポップでロックな曲。
最初は、何だこの爽やかさは!?と違和感がもの凄かったが、ライブで聴いて好きになった。
会場の雰囲気がいいんだよね。メンバーも楽しそうにやってくれるし、盛り上がる。
こういう曲って必要なんだなと思った。笑
02.LANDSCAPEword:キリト/music:キリト・潤
重めのメロと軽快なサビがセンス良く合わさった、疾走感あるアップテンポロック。
冒頭のヘビーさもカッコいいし、その間にパワーをチャージしてサビでスパーン!!みたいな開放感もいい。
その構成とメロディのハイセンスがとにかくお気に入りで、凄く好きな曲。
いかにも伏線っぽいキーワードがズラズラ並んでいる歌詞にワクワク感もある。
実際、日本武道館3daysライブのタイトルはこれだったし、各日のサブタイトルも、いかにもそれっぽく歌詞にある。
アルバム「HEAVEN」のサブタイトルも「THE CUSTOMIZED LANDSCAPE」。
でもそれらすべて、このCDリリースより前のことなんだよね。
逆の順序だったら、昔を思わせる演出の秀逸さに唸ったのに。

ちなみに、メジャーに来て初の合作、しかもキリト×潤という初めての組み合わせによる作曲。
03.SUPER STRING THEORY (10th demension mix)word:キリト/music:キリト/Remix:Fujii
PIERROT初の試み、Remix。
うーん、カッコ良さげな雰囲気だけが伝わってきますが、私には理解不能です。
らしくないし良さも分からんしで、コメントに困る。
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12th SingleHILL-幻覚の雪-

らしくないテイストのシングルが続いたあとに突如リリースされた、原点回帰な雰囲気がある 13th シングル。
V系風なサウンドに、何だかんだでホッとしたものの、 1万枚限定の初回盤が異様に高価というオマケつき。
オフショット中心のDVDとか革トランクとかTシャツとかが付いているとはいえ、7,900円は高い。
手に入れた人は、このトランクでライブ参戦することも多かったみたい。
DVDはパスワードロックのかかった隠しトラックなんかもあって、
インターネット上ではパスワードを求める人たちでそこそこ盛り上がった。
01.HILL−幻覚の雪−word:キリト/music:キリト
V系色が強く、ピエラーにも人気な曲。
PIERROTがPOPSだったりシンプルなロックだったりに寄ってきた頃だったので、
急に昔が懐かしくなったのか!?と驚いた記憶がある。
ライブで聴くと、いつも高音のギターが耳鳴りみたいにキンキンいって聴きにくい。
最初聴いたとき音響しくじったのかと思ったら、その後もずっとそうだった。
わざとなのか、謎。聴きにくいんだけどなぁ。
02.メディアノイドword:キリト/music:キリト
マスメディア主義な社会を皮肉った曲。
歌詞も音も挑発的な感じ。
中〜後期のPIERROTらしい曲。結構好き。
衣装も演出も派手だったお祭りライブ、Dictators Circus Y でこれがテーマ曲的に使われていたこともあり、
何となくこの曲自体にお祭り的な雰囲気を感じる。
03.HILL−幻覚の雪−〔Voiceless Desire〕word:キリト/music:キリト
オルゴールをメインにした、インストゥルメンタル。
雰囲気出ていてなかなか良し。
滅多に聴かないけど。
04.PSYCHEDELIC LOVER 〜Fat Core Remixword:キリト/music:アイジ/Remix:DJ FLESH
Remix、第二弾。
テケテケ、ミョミョミョン、な感じの妙に可愛らしいアレンジで、正直なぜこんなものを作ったのか意味が解らん。
初めて聴いたときは笑いました。
今でもこれはギャグだったと信じています。(爆
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13th Single薔薇色の世界/ネオグロテスク/夕闇スーサイド

初にして唯一のトリプルA面シングル。
「薔薇色の世界」はアニメとのタイアップがあり、この曲でのメディア露出も多めだったので、
何となくこの曲が事実上のA面なイメージ。
「夕闇スーサイド」が1曲目に収録されていてPVも2種類存在するので、表向きはこの曲がA面的扱いなのかもしれないが、
この曲が最も影が薄いという、何かちょっと不思議な作品。
01.夕闇スーサイドword:キリト/music:キリト
アレンジにスカを取り入れた、哀愁漂うブギーっぽい曲。
PIERROT曲でほかにこういう雰囲気の曲はなく、結構色モノな存在。
アレンジはPIERROT的に斬新なわりに、メロディーの運びはそうでもない。
良く言えばPIERROTっぽく、悪く言えば過去作品のフレーズ使い回し。(爆
意外にPVが良い。
ちなみに、普通にメンバーが登場するPVのほかに、PIERROT唯一の、メンバーが一切登場しないPVがある。
02.ネオグロテスクword:キリト/music:アイジ
風刺が効いててPIERROTっぽい曲。
っていうかキリトっぽい曲。
中〜後期のPIERROTはこういう曲が得意です。
ライブでも盛り上がれるので好き。
PVのエキストラ(2,000名)は、ファンクラブ会員から抽選で選ばれました。
03.薔薇色の世界word:キリト/music:アイジ
なんか懐かしい爽やかさがあるポップな曲。
アイドルバンドの曲みたい。
楽器隊全員でサビをコーラスしちゃう。
アイドルバンドの曲みたい。
でも、結構好き。
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Single脳内モルヒネ

インディーズベストアルバム「DICTATORS CIRCUS -奇術的旋律-」からのシングルカット。
このアルバムより先に、先行リリースという形で世に出た作品。
初回特典は CD EXTRA 仕様になっていて、c/w のライブ音源が映像でも見れます。
01.脳内モルヒネword:キリト/music:アイジ
アルバム「DICTATORS CIRCUS -奇術的旋律-」の中でも、
アレンジに一番オリジナルとの差があった曲。
しかもオリジナルの方が圧倒的に人気が高そうなのに、
そんなこの曲をなぜ先行リリースシングルにしたのか謎。
あえて、なのか。
それでも謎。
02.Labyrinth 〜鏡には映らない君が〜 (Live at さいたま市文化センター 2003.9.30)word:キリト/music:潤・アイジ
PIERROT 唯一の、ライブ音源のCD化。
終盤のサビの、キリトの声より目立つ潤コーラスが聴きどころです。(笑
ハモリが入るサビのところ、前サビがオーバーラップしてるけど、ってことはその瞬間歌ってるの3人だよね。
誰が歌ってるか知らんが、ちゃんとそこまで再現していて感動。
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14th SingleSmiley Skeleton

前作から約1年ぶりにリリースされた14thシングル。
これをタイトルに冠した短めのツアーもあったが、珍しく、ツアーよりもこのシングルのリリースのが後だったらしい。(覚えてない
ちなみに、このツアーの間に、PIERROT最初で最後の男限定ライブがあった。
映像で見たが大変な盛り上がり。
女性の不正入場防止策として、股間チェックがあったとかなかったとか。(笑
01.Smiley Skeletonword:キリト/music:アイジ
爽やかで清々しい、ロックテイストな曲。
楽曲はオリエンタルな雰囲気、歌詞は侍な雰囲気。
ライブの小道具でキリトが日本刀を持ち出すが、服は洋なのでまるでヤクザ。
02.パラノイアword:キリト/music:アイジ
中〜後期のPIERROTお得意の社会風刺曲。
ライブでもわりと盛り上がるし、曲調も攻撃的で良い。
この頃のPIERROTのオハコ曲な印象だが、
サビで畳み掛ける高音の歌メロが、ライブだとちょっとキツそうに聴こえるのが難点。
03.EASTERword:キリト/music:潤
印象が薄い、地味めな曲。
サビも地味ならアレンジも地味。
間奏のベースパートにだけ、今までになく珍しい見せ場あり。
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15th SingleMYCLOUD

あからさまなほどに元 X JAPAN の hide を意識した 15thシングル。
蜘蛛が描かれたピンク色のジャケットといい、タイトルといい、歌詞といい、何から何までが彼へのメッセージという印象。
ちょうどこの頃、PIERROTは解散か続投かの瀬戸際に立たされていて、
そんな中、キリトにとっては昔 hide からもらった「壁に当たっても負けるな、一度組んだバンドをやめるな」という言葉が励みになった模様。
そのエピソードにちなんでか、この曲は何かと節目となるようなシーンで演奏される傾向があるが、
正直そのへんのキリトの思いがあまりに個人的過ぎて、多くのピエラーにとってはポカーンである。
いっそもう、「時期的に仕方ない」の一言で片づけたい、そんな作品。(爆
01.MYCLOUDword:キリト/music:キリト
とにかくありがちなパンクロック。
悪くはないが至って普通。PIERROTの個性はほとんどどこにも見当たらない。
珍しくイントロから英語の詞が入っているが、ぶっちゃけこれが致命的にダサい。
曲に込めた hide への思いも、それを発揮するタイミングも、
何もかもがいつもキリトの空回りに終わっている感があり、いろんな意味でちょっとしんどい曲。(爆
02.THE DREAM WHICH WARPEDword:キリト/music:アイジ
宗教っぽい雰囲気のある地味な曲。
暗さと盛り上がらないサビのあたりが、
前作シングルの c/w 曲「EASTER」の印象とかぶる。
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16th SingleHELLO

PIERROT のラストシングル。
解散はしない、ずっとPIERROTを続けていく、との宣言で活動休止期間を終え、このシングルを皮切りに「攻めに出る」はずだったPIERROT、
このシングルがリリースされる前に空中分解していまい、結果的に解散後のリリースとなった作品。
8年ぶりのライブを新宿アルタビジョンで発表した際は全面的にこのPVが使われ、
PVのラストで蹴倒したマイクをキリトが拾い上げるシーンのあとに、「I SAID HELLO」の字幕に次いでライブタイトルや日程が映し出された。
リリース当時は、ラストシングルでHELLOとはなんちゅう逆説じゃと思ったが、
今となっては、8年経ってこういう形で活きたんなら逆によかったか、なんて思える感じ。
01.HELLOword:キリト/music:アイジ
ハードだが淡々とした曲。
イントロやメロの印象ほどサビが盛り上がらないので、何となく不完全燃焼感がある。
この曲を引っ提げて攻めの姿勢をとる、と言ってた割には落ち着きすぎてるなあという印象。
盛り上がりそうで盛り上がらない拍子抜け感が、
皮肉にもPIERROTというバンドのラストのイメージに上手く重なっちゃった感じがある。
02.Utopiaword:キリト/music:アイジ
地味でこれまた淡々とした曲。
前々作の「Smiley Skeleton」から、「パラノイア」以外の c/w 曲のイメージが似すぎ。
その中ではまだこれが一番躍動感あるかな、という感じだが、大差はない。
間奏に、アイジによる英語のセリフがあるのがちょっとした特徴。
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