なんか、今日は色々とダメな日であります。
でもその反面、
頭の中は良い意味でめまぐるしいかもしれないので
もう、割り切って色々と文章を書いて気分を落ち着けることにする。
低気圧がいけない、ってことにする。
と、前置きは短めにして、この話題。
■現役復帰の高橋大輔「自分の軸はスケート」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34888680S8A900C1000000/
フィギュアは、欠かさず見るというほど熱心なファンではないのだけど、
大きな国際大会はだいたい見てるし、
(四大陸選手権はあまり見ないけど)
見ながら好き嫌いを語る程度には気持ち入れて見ている派。
断然、競技としての男子フィギュアが好きです。
華麗さ、迫力、緊張感。
この三拍子が揃っているのが男子フィギュア。
好みで言えば、
キレの良さと感情表現の豊かさを兼ね備えた演技が好きで、
昔はアレクセイ・ヤグディンが好きだった。
最近はダントツで宇野昌磨推しですが、
その前は高橋大輔が好きだった。
情熱的で、迫力と色気があってね。
見ていて引き込まれる演技なの。
で、キター!なわけですよ、現役復帰。
やっぱり、競技としての演技は、ショーのそれとは違うんだ。
伝わってくる気迫が違うよ。
私はやっぱり、競技としてのフィギュアが好きだ。
復帰のニュースは知っていたけど、
現役復帰への思いは、このたび初めて文字で読んだ。
感想、
ああ、素晴らしきかな。
現役復帰に関しては、色々言う人もいるだろう。
まあ、復帰ってそういうものよね。
復帰前よりもいい成績を残せる可能性は極めて低い。
それでも復帰することをみっともないという人もいるし、
若手に道を譲れという意見もまたあり。
でも、これだと思うんだ私は。
「いろいろな経験をして、やはりスケートを滑っているときの自分が
一番生き生きしていると感じていた」
「自分の軸はスケートということが見えてきた」
自分のために復帰したんだなと思ったこの言葉、
私は諸手を挙げてスンバラシー!と思ったし、
それを言葉にするって、なんという輝かしさなのと思ったわ。
成績や若手の台頭は、復帰する本人がどうこうって話じゃない。
そんなのは、競技開催側の審判が決めることであり、
若手選手本人たちの問題だよね。
そんなこと考えて、復帰するしないを決めなくていいわ、
自分自身が後悔しない選択をすることが、
何より大事だわと、改めて思うインタビューであった。
競技人を退いて、レポーター的視点からいろんな選手を見る中で、
本業を抱えながら競技生活を送る選手や、
自身が納得いく演技ができないながらもリンクに立ち続ける選手を見た彼は、
こういう戦い方もあるんだなと気づいたそうな。
「かつての自分は勝利を期待され、
世界で勝てないなら選手をやめた方がいいと思っていたから、
そこになかなか思いが至らなかった」
「14年の引退宣言は後悔していない。」
「4年間、スケートと距離を置いたことで、
自分の軸はスケートということが見えてきた。」
覚悟の決まった人間の言葉は美しいよ。
そして、誰のためでもなく自分のため、
自分が後悔しないようにと新たな一歩を踏み出した人は、
私の眼にはいつも、輝いて見える。
「無理はしない。お酒も毎日、少し楽しんでいるし、
たまにはガッツリ息抜きもする」
「今はスケートが楽しい。楽しすぎて罪悪感を感じるほど。
こんなに楽しいのは10年ぶりくらい。」
こういう言葉を見ると、
大人になるっていいことだなと思う。
こういうことを思わせてくれる大人はほかにもたくさんいるが、
そういう大人達が、私は大好きだ。
散々尖って、戦って、がむしゃらに生きた若い時代を経て、
一旦距離を置いて、休んで、見つめ直して。
そしてこういう境地にたどり着くっていう一連の物語ってさ、
素晴らしきかな人生は!っていう、
とてつもなく壮大な思いを、私の中に芽生えさせてくれるんだよ。
もう、それだけで、私は幸せなわけ。
遠くにいる有名人でしかないのに、
あーん、こんな心持を授けてくれたこの出会い最高、とか思うわけ。
高橋大輔も、
そういう大人の一人だったのねー!とか思って、
今日の私は、ホクホクなわけ。
楽しみにしてるよ、今後の活躍を。
今後の成績じゃなくて、今後の活躍を。
偶然なのかそういう時期なのかよく分からないが、
近年「復活」を遂げてくれた、私が大好きな人たちは、
高橋大輔以外にもたくさんいる。
PIERROT
THE YELLOW MONKEY
CASCADE
復活してほしいと願う反面、複雑な思いもあった。
やっぱり過去の輝かしさは超えられなくて、
復活したけど何だか残念、
みたいになるかもしれないの、どうなんだろう。
とかさ。
ま、それは復活前だけだったけどね。
復活してからの彼らはみんな、
もれなく輝いていて、力強く美しかったのよ。
一度は一線を退いた過去をきちんと受け止めていて、
そのうえで復活してその場に立っている今に、
しっかり自負があるからなんだろうね。
「過去は語らない、理由なんてない、今やれると思ったから」
と言ったキリトも、
「やっぱりバンドは宝だと思った」
と言ったロビンも、
何よりその迷いのなさと腹が決まったかのような物言いが
見ている側には爽快なほどに刺さったし、
だからこそ存分に感動もした。
再結成後 10年近く経っていても
作風が落ち着くどころか加速を見せている CASCADE は、
進むべき道が迷いなく見えているんだなと
それはそれは嬉しかった。
過去を超えられないかもって意見
分からなくもないけど(自分も思ってたわけだし)、
でも、復活後の彼らを見ていると、
超える過去とは何だろうかと
よく分からなくなったね。
そりゃ、
セールスとか、動員とか、成績とか、メディア露出とかビジュアルとか、
色んな物差しがあるだろうけど、
本人が納得して、生き生きいられることより他に、
目指すべきことなんてあるのかしらと。
なんだか思うことはそれだけだった。
それぐらい、
自らが決め、自らが進むってことは、
やっぱり比類なき尊さだなーと、
改めて思った今日でした。
これだからファンというのはやめられないのよね。
